こんにちは、knowledge pitへようこそ!
お部屋を借りる時って、月々の家賃や管理費、敷金、礼金など大体の予算を想定して探しますよね。
しかし、長く住んでいるうちに、想定していなかった、あるいは、契約の時に説明を受けた気がするけれど忘れてしまっていた費用がかかることがあります。
その代表的なものが契約を更新する際の「更新料」です。
更新料は家賃1か月分が相場といわれていますが、
賃貸物件を探している中で、お得な「更新料なしの賃貸物件」を見つけたことがある人もいるのではないでしょうか。
fa-caret-rightどうしてこの物件には更新料が必要ないのだろう?
fa-caret-right美味しそうな話に飛び乗って大丈夫なのかなぁ?
そんな疑問を感じているあなたのために、
今回は、更新料なしの賃貸物件がある理由と、メリット・デメリットについてまとめてみました。
そもそも賃貸物件の更新料とは
更新料は法律に定められているものではありません。
そして、更新時期だからといって、貸している側に特段の費用が発生しているかというと、
実はそんなこともないのです。
では、なぜ賃貸物件では更新料が定められていることが多いのか。
それは、賃貸契約の際の一種の習慣みたいなものなんです。
また、貸す方としては、その費用も収入として見込んでいることが多いというのが実情です。
ちなみに、更新料そのものは法律に定められていませんが、
更新料について書かれた賃貸契約書を交わしたならば、「更新料があることも含めて承諾した」とみなされますので、
後から拒否するといったことはできません。
更新料なしの賃貸物件がある理由は?
更新料は「一種の習慣」と説明しましたが、この習慣のある・なしは地域によって異なります。
一般的に関東圏の方が、更新料が必要になることが多いようです。
また、更新料を定める習慣がある地域でも、物件によっては更新料がない場合があります。
その理由は、その時の物件に対する需要と供給の関係によるものです。
簡単にいうと、
借り手側、つまりあなたの方が有利な場合などは、更新料を設定しないことがあるのです。
例えば、駅から遠い、日当たりがあまりよくない、築年数が古いなどの借り手が見つかりにくい賃貸物件のオーナーは、
他の物件との差別化を図り、
なんとしても入居してもらいたい、そして入居してもらったら長く住んで欲しいという意図があるのです。
更新料なしの賃貸物件を借りるメリット
では、更新料のない物件を借りる場合のメリットとは何でしょうか。
それはもちろん、更新の時期が来ても費用が発生しないということです。
更新料の相場は、だいたい家賃の1ヶ月分ぐらいがほとんどですが、
要するに、更新月は家賃2ヶ月分の出費になるということです。
これって結構、イタい出費になりますよね。
また、更新料自体は頻繁に必要となってくるものではないですが、
長く住み続けるならば、更新料のある・なしで、総支払額に大きな差が生じることとなります。
さらに、更新料は契約の更新をするために払う必要があるものですので、
更新後すぐに、何らかの理由で引っ越ししなければいけない事態に見舞われると、
なんだかとっても損をした気分になってしまうでしょう。
更新料なしの賃貸物件であれば、その点を心配する必要はないといえます。
更新料なしの賃貸物件を借りるデメリット
一見すると、更新料なしの賃貸物件は良いことづくめのような感じもしますが、
そこだけに注目して物件を選んではいけません。
貸す側は更新料も含めて収入として見込んでいると説明をしましたが、
「更新料なし」ということでお得にみせかけているけれども、
実は、その分が毎月の家賃などに含まれていて、家賃が高く設定されている場合も考えられます。
ですので、更新料がある物件とない物件を比較するときには、そのことを頭に入れておく必要があります。
そもそも、その物件自体があまり人気がなく、入居者を集めるのに苦労している物件であることも大いに考えられます。
とはいうものの、
もちろん、あなたがその賃貸物件を気に入って、納得して借りる分には何も問題はありません。
まとめ
忘れたころ、更新時期の何ヶ月か前になって、
管理会社さんからイキナリ通知が来て、1ヶ月分の家賃と同じ額を払わなければいけなくなり、
思わぬ出費に、途方に暮れる、予定が変わる、七転八倒してしまうなんて人もいるかもしれませんよね。
更新料なしの賃貸物件は、
実際に費用が発生しないことはもちろんですが、そんな事態にならなくて済むというのも大きいのかもしれませんね。