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伊勢神宮と出雲大社はどちらを先に参拝すべき?違いや格も知っておこう

こんにちは、knowledge pitへようこそ!

 

伊勢神宮と出雲大社は、日本の中でトップクラスの有名な神社ですよね。

きっと、「伊勢神宮と出雲大社を両参りしよう」と、考えている人も多いと思います。

 

しかし、そこで気になるのが「どちらを先に参拝すべきか」ということです。

この記事では、伊勢神宮と出雲大社のどちらを先に参拝すべきかについてや、伊勢神宮と出雲大社の違いなどを中心にまとめましたのでご覧ください。

 

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伊勢神宮と出雲大社はどちらを先に参拝すればよいのか

結論を先にいうと、「どちらから参拝しても良い」ということになります。

調べてみたところ、「こうしなければいけない」といった明確な決まりはないということが分かりました。

ただし、次のような古くからの考え方があります。

アクセスしやすいほうへ先に行く

実は、古来より、自宅から近い神社から参拝した方が良いという考え方があります。

ですので、伊勢神宮と出雲大社に参拝すべき順序はありませんが、ご自身にとってアクセスしやすい神社から先に行ってみるというのが良いと思います。

 

大切なのは、お参りする気持ち

何らかの思いがあるからこそ、両参りをしたいと考えているのだと思います。

やはり、伊勢神宮と出雲大社の両方に行くとなると、それなりの時間を要します。

交通費や宿泊費など、それなりの費用も発生しますよね

 

このように、時間や費用を費やしても、両参りをしたいと思えているわけです。

この「両参りをしたい」という思いを大切にすることが、何よりも重要なのではないでしょうか。

 

確かに、最低限のしきたりはちゃんと守って、きちんと参拝することが大切です。

きっと、お参りする気持ちを大切にして両参りすれば、神様は喜んでくれると思います。

 

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伊勢神宮と出雲大社の違いとは

伊勢神宮と出雲大社の両方にお参りをしたいと考えているのであれば、違いを知った上で参拝しましょう。

同じ神社でありながら作法など、異なる部分があるのです

神宮と大社の違い ~祀られている神様も違います~

まずは、その名称である「神宮」と「大社」の違いについて、ポイントを確認しておきましょう。

 

神社の中で、大きなものが神宮や大社と呼ばれています。

神宮も大社も、神社の社号です。

社号とは、神社の称号と理解してください
神宮とは
・わかりやすくいうと、皇族の方が祀られている場所のことを神宮という。
・神宮には皇族の証である菊の紋章が付いている。
・伊勢神宮で祀られている神様は、天皇の祖先とされる天照大御神(あまてらすおおみかみ)。
・ちなみに、天照大御神は太陽神で女性の神様。兄弟はツクヨミとスサノオ。
・単に「神宮」といった場合、伊勢神宮のことを指す。
大社とは
大社は、全国にある神社の総本社や、社格(戦前にあった神社の格付け)が高かった神社。
・出雲大社で祀られている神様は、大国主大神(おおくにぬしのかみ)。
・大国主大神は男性の神様で、スサノオの子孫にあたる。
・単に「大社」といったら、出雲大社のことを指す。
・全国に大社は24ある。戦前からあるのは「出雲大社」のみで、あとの大社は戦後に名乗り始めた。

ちなみに、「イズモタイシャ」ではなく「イズモオオヤシロが」が正しい読み方です

伊勢神宮と出雲大社はどちらが格上なのか ~伊勢神宮は別格の存在~

伊勢神宮と出雲大社のどちらが格上なのかというと、実は、伊勢神宮は比較対象外の特別な存在です。

つまり、どちらが格上・格下ということはいえず、同じ土俵で比較をすることはできないということです。

 

神社の格上・格下を考えるにあたっては、社格が基準となります。

社格とは言葉どおり「神社の格」を表わしています。

奈良時代の大宝律令によって規定が明文化され長らく社格制度は続いてきたのですが、太平洋戦争後、GHQにより廃止されました。

 

この社格制度の中で、各地域において最も社格の高い神社は、一宮(いちのみや)として定められました。

 

日本書紀の中で、伊勢神宮、出雲大神宮(出雲大社)、奈良の石上神宮(いそのかみじんぐう)だけが神宮と記載されているため、この3つが特別な存在であったことがうかがえます。

しかし、出雲大社は出雲の国の一宮でしたが、伊勢の国の一宮は伊勢神宮ではなく、椿大神社と都波岐神社でした。

 

このことから、廃止以降、正式な格付けは存在していませんが、社格制度の中だけでいえば出雲大社がトップであったといえます。

 

ですが、伊勢神宮は完全に別格なため、社格制度の対象外とされています。
別格という意味では、伊勢神宮が上ともいえますが、格を単純に比較することはできないということです。

伊勢神宮と出雲大社では参拝方法にも違いがある

伊勢神宮と出雲大社ではお参りの仕方に違いがありますので、よく確認しておきましょう。

一礼をして鳥居をくぐったら、参道の真ん中ではなく端を歩くのは共通の作法ですよ
まずは、手水舎(ちょうずしゃ)で手と口を清めましょう。
正しい作法に自信がない方は、動画でチェックしてみくださいね。

手水舎の後の流れで注意すべき点は、次のとおりです。
伊勢神宮の参拝のポイント
・伊勢神宮の参道は右側通行
・内宮を流れる五十鈴川(いすずがわ)で、再度、手と口を清める。
・二礼、二拍手、一礼
出雲大社の参拝のポイント
・手水舎より手前にある「祓社(はらえのやしろ)」においてご挨拶(目立たないですが重要な社なので忘れずに!)
・二礼、四拍手、一礼

一般的に、神社の参拝は、二礼、二拍手、一礼とされています。

なぜ出雲大社は4拍手なのか、いつから始まったのかなどについては分かっていません。

理由としては、「四季を表現して、実りと繁栄を祈願するため」「東西南北の4方向を守護している神に敬意を表するため」といった諸説があるようです。

 

伊勢神宮にはおみくじがない

出雲大社では、おみくじを引くことができますが、実は、伊勢神宮にはおみくじがありません。

 

伊勢神宮におみくじがない理由としては、

・神様の中でも神様である天照大御神がいらっしゃる神宮であるため吉凶を占う必要はない
・伊勢神宮に無事にお参りできたこと自体が大吉
・基本的に伊勢神宮は個人的なお願いをする場所ではない

といった理由があります。

確かに、伊勢神宮に参拝できただけで物凄いパワーをいただけるような気がしますね

 

伊勢神宮の正宮(しょうぐう)は、日本を守ってくださっている神様に対しての感謝とお礼を述べる場所です。

ですので、毎日を平和に過ごせていることへの感謝をお伝えするようにしましょう。

 

そして、個人的なお願いごとをしたい場合には、別宮を参拝します。

内宮の荒祭宮(あらまつりのみや)、外宮の多賀宮(たかのみや)をそれぞれお参りしてお願いしましょう。

 

出雲大社を参拝するのにオススメの時期

全国の神様が出雲大社に集まって、翌年の縁結びに関する会議を行う時期があります。

その時期を神在月と呼びます。

 

この神在月は、現在の暦でいうと11月です。

 

ただし、11月ならいつでも良いのかというと、少し違います。

出雲大社では、神在月に「神迎祭(かみむかえさい)」「神在祭」「神等去出祭(からさでさい)」といった神事を執り行います。

出雲大社に全国の神様が集まっているのは、この神事を執り行っている約1週間なのです。

 

ですので、もし出雲大社で最高のご利益をいただきたいという場合には、このタイミングを目指すことがオススメです。

 

年によって日程が変わりますので、出雲大社公式サイトの祭日表で確認をするようにしましょう。

 

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まとめ

伊勢神宮と出雲大社はどちらも大変有名な神社ですが、それぞれ違いや特徴があります。

伊勢神宮と出雲大社の参拝すべき順番の決まりはありませんので、両参りをしたい場合には自宅から近い方からお参りしてみましょう。

参拝するだけで大吉です!
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