こんにちは、knowledge pitへようこそ!
気づいたらミニトマトを何個も食べていたという経験がある人もいるのではないでしょうか。
それほどミニトマトは甘くて手軽に食べられる美味しい野菜です。
ただ、たくさんミニトマトを食べる人にとって心配なのは、摂取量ではないでしょうか。
この記事では、ミニトマトを1日何個まで食べて大丈夫かという摂取量目安や食べ過ぎによる心配な点、健康的な食べ方について詳しく解説していきます。
ミニトマトの摂取量目安は?1日に何個まで食べていい?
それではミニトマトの摂取量目安を、ミニトマトに含まれる栄養素別で見ていきましょう。
リコピンの摂取量目安
ミニトマトに含まれる有名な栄養素として、リコピンが挙げられます。
このリコピンは、一日に大体15㎎から20㎎ほどが理想とされています。
これは、ミニトマトであれば、10~15個相当となります。
ただし、トマトジュースを飲んだ場合には、一気にリコピンの摂取量目安に到達してしまう可能性があります。
カリウムの摂取量目安
続いては、カリウムの摂取量目安です。
カリウムの1日の摂取量目安は、成人男性で2500㎎、成人女性で2000㎎となっています。
ミニトマトは1粒あたり約19.6gです。
ミニトマト100gあたりカリウムは290mg含まれていますので、10粒で約580mg、20粒で約1160mgということになります。
そのため、カリウムだけを考えれば、30粒くらいまでは食べても大丈夫そうですが、リコピンなど他の栄養素とのバランスを考えると15個程度がマックスということになるかと思います。
そして、実は、ミニトマトを食べ過ぎることによって、心配な点もあります。
ミニトマトは消化が悪い?
平均摂取量とは若干異なるのですが、ミニトマトの皮はたくさん食べると消化不良を引き起こすと言われています。
そのため、特に体調を崩している時や胃腸の調子が悪い時には、ミニトマトを食べ過ぎないように注意する必要があるでしょう。
ミニトマトの1日の個数目安
このようなことを考えると、1日に大体15個くらいまでが理想と言えるでしょう。
これくらいの個数であれば、体に悪影響を及ぼしにくいですし、逆に体に必要な栄養素を効率的に取りこむことができるということもできます。
ミニトマトを食べ過ぎるとどうなる?
では、ミニトマトを食べ過ぎると、体にどのような悪影響が出てしまうのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
アレルギー
まずはアレルギーを引き起こしてしまう可能性があります。
アレルギーを先天性の物と考えている人が多いのですが、一つの食べ物を集中的に長期間食べ続けると、その食べ物に対してアレルギー反応を起こしてしまう可能性があります。
また、ミニトマトに含まれる成分は、杉やヒノキと似ているため、場合によっては花粉症と同じような症状が出る可能性もあります。
もしこのような症状が出た場合には、アレルギー反応を起こしている可能性がありますので、すぐに食べるのをやめて、しばらく様子を見ましょう。
血圧が下がる
先ほど紹介したリコピンには、血圧を下げてしまう作用があります。
そのため、血圧が高めの人には効果的なのですが、ただでさえ血圧が低い場合には、更に低血圧になってしまう可能性もあります。
低血圧になると、めまいや頭痛などを引き起こす場合があり、健康を害してしまう可能性があるため注意が必要です。
皮膚の変色
みかんを食べ過ぎると肌がオレンジ色になると聞いたことはありませんか?
もしかしたらこれをただの噂だと思っている人もいると思いますが、実はこれは本当で、色素の強い食べ物をたくさん食べると皮膚が変色してしまう可能性があるのです。
ミニトマトも同様に、食べ過ぎると皮膚が変色してしまう可能性がありますので、食べすぎには要注意です。
胃酸を刺激してしまう
先ほどトマトの皮は消化不良を引き起こすと解説しました。
たくさん食べすぎてしまうと、トマトの皮や酸が原因となり、胃腸のトラブルを引き起こしてしまう可能性もあるのです。
そのため、一日に食べるミニトマトの量を調整し、体調を壊さないように注意する必要があります。
ミニトマトの健康的な食べ方は?
では、トマトを健康的に食べる方法は一体何なのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
ミニトマトは朝に食べる
トマトは朝に食べることがおすすめです。
そうすることで、リコピンをより吸収しやすくなるため、体に必要な栄養素をより効率的に取りこむことができるでしょう。
サラダに入れて食べる
またリコピンを積極的に取りたいのであれば、サラダに入れて食べることをおすすめします。
また、その際にはオリーブオイルなどの油系ドレッシングをかけることが大事です。
なぜなら、油はリコピンに溶けやすく、効率的に吸収しやすくなるからです。
ミニトマトに熱を加える
リコピンは、加熱をしても成分が飛びにくいという性質を持っています。
そのため、トマトをソースにしたり、スープに入れたりして食べてみることもおすすめです。
乳製品と一緒に食べる
チーズとトマトをスライスした、カプレーゼという料理をご存じでしょうか。
実は、トマトと乳製品は非常に相性が良く、ただ美味しいだけではなく栄養の吸収率を高められる場合も多いのです。
そのため、もし健康面を重視するのであれば、乳製品と一緒に食べることもおすすめです。
まとめ(ミニトマトは1日に15個程度までが良い)
ミニトマトは、リコピン、カリウムをはじめ、ビタミンCやカロテンなど、身体に良い栄養素が豊富に含まれています。
サッと食べられる手軽さもありますので、積極的に食事に取り入れると良さそうですね。
とはいっても、消化不良を起こしやすくなったり、アレルギーや皮膚の変色の可能性があるなど、食べ過ぎると良くない点もありますのでバランスよく摂取するようにしましょう。