こんにちは、knowledge pitへようこそ!
自然災害というのは、ある程度予測できても、日時や時間までを正確に予測することはできません。
だからこそ、万が一の時のために必要なものを備えておかなければ、自然災害で命を落とすことになってしまうかもしれません。
自然災害でも割と身近なのが、台風です。
台風は、基本的に大雨が降り、風が強く吹くだけですが、場合によっては、川が氾濫するほどの大雨となることもあり、風でガラスや建物が壊れてしまうこともあります。
そうなってしまった場合、家から出られなくなってしまったり、備えをしておかなければ、割れたガラスでケガをしてしまったりすることもあります。
特に高齢者や小さな子供と一緒に暮らしている場合には、より一層の注意が必要となってきます。
台風に備えて準備をしておかなければ、逃げ遅れてしまい、自分だけでなく大切な家族の命を守れなくなってしまうこともあるのです。
この記事では、台風等の自然災害が起こった時に便利な食べ物やお役立つグッズと、家の中と外の事前対策すべきポイントをまとめてご紹介します。
台風の時に備えておくべき食べ物チェックリスト
まずは、台風の時に備えておくと役立つ食べ物です。
台風で外に出られなくなってしまった場合、買い物に行けない可能性もあります。
ですので、長期保存・常温保存が可能な食べ物をストックしておくと安心です。
また、電気・ガス・水道などのライフラインがストップしても対応できるものを常備しておくことが大切なポイントです。
水
まず、なによりも優先して確保するべきなのは、水です。
人間は、一定の期間であれば食べ物を食べなくても生きていくことができます。
しかし、体内のほとんどが水であることから、水を飲まないと脱水症状を起こしてしまい、最悪の場合死に至ってしまうのです。
また、水があれば顔を洗うこともできますし、体を拭くこともできます。
そのため、多すぎると感じるくらいの水を用意しておくことが大事です。
2リットルのペットボトルを大量に購入しておくという方法もありますが、持ち運びの面などを考えるとポリタンクなどを用意して、その中に水を入れておくことをおすすめします。
アルファ米
水の準備ができたのであれば、次はお米です。
とはいっても、普通のお米だと洗って炊かなければなりません。
災害時には、電気が止まっていることもありますし、水が限られてしまうこともあります。
そのため、災害時の備えとしては、アルファ米を用意しておくことがおすすめです。
アルファ米は水を注ぐだけで食べることができ、様々な種類がありますので、災害時でもおいしいご飯を食べることができます。
パン類
台風のときは、何が起こるか分かりませんので、とにかくサッと食べられるものがあると安心です。
その点、パン類は常温で保存も可能で、調理せずに食べられるものですので、台風の時に準備しておくと良い食品といえます。
温めずに食べられるレトルト食品
先ほども解説したように、台風時は電気が止まっている可能性もあります。
そのため、温めずに食べることができる食品なども用意しておくと便利です。
例えば、温めずに食べられるカレーなどです。
これらを事前に用意しておくことで、電気が止まっていても、水の量が少なくても、安心して食事をすることができます。
日持ちする缶詰
食料を保存しておくときに大事になるのが、賞味期限や消費期限です。
日持ちする食品を選ばなければ、いざとなった時に腐ってしまっていたり、美味しくなくなっていたりする可能性があります。
そのため、日持ちする缶詰などを何個か用意しておくことがおすすめです。
そうすることで、缶詰だけでも食べることができますし、おかずとしても役に立ちます。
カップラーメン・カップ焼きそば・袋麺
カップラーメンやカップ焼きそばも、常備しておくと災害時に役立つ食べ物の一つです。
通常、お湯を注いで食べるものですので、お湯を沸かせる状況であれば全く問題なく食べられます。
ですが、ガスや電気が止まっていてお湯が手に入らない状態になったとしても、カップラーメン等は水さえあれば食べることが可能です。
水なのでお湯よりは時間がかかってしまいますが、カップラーメンもカップ焼きそばも、水を注いで約20分ほど経過すれば食べられる状態になります。
ちなみに、袋麺の場合は、袋麺をあけて、その中に直接水を注いで15分ほど待てば、食べることが可能です。
水を注いでからは、ペットボトルなどを使って、立てかけておくようにすれば、ずっと持って待っていなくて済みます。
お菓子類(ビスケット、チョコレートなど)
疲れたり、ストレスがたまったりすると、甘いものが食べたくなったりすることもあります。
そして、お菓子好きな人の場合、お菓子を食べられないこと自体がストレスになってしまったりもします。
お菓子は、ライフラインに影響が出ている災害時でもサッと食べることができるものですので、役立つ食べ物と言えます。
水や食べ物の備えておくべき量はどれくらい?
ここまで、台風の時に備えておくと安心な水・食べ物についてご紹介しました。
それらをどれくらい用意しておけば安心なのかということですが、目安としては次のとおりとなります。
・食べ物は、1日3食(朝昼夜)です。つまり、3食×家族人数分×必要日数分
必要日数は、最低でも3日分は必要とされています。
ただし、台風が過ぎ去った後にもライフラインの復旧に時間がかかることもありますので、自宅にストックできるなら3日分よりも多めに準備できると安心です。
台風の時に準備しておくと役立つグッズはコレ!
続いては、台風や自然災害時に役立つグッズです。
食べ物以外でも、備えておくべきグッズはたくさんありますので、それぞれを詳しく見ていきましょう。
防災グッズ
まずは防災グッズです。
万が一上から物が落ちてきた場合や、停電になってしまい、辺りを確認できない場合にはヘルメットが役に立ちます。
ヘルメットをしておけば、落下物から身を守ることもできますし、転倒しても頭を保護することができるのです。
特に小さい子供や高齢者と一緒に暮らしている場合には、あらかじめ準備しておくことをおすすめします。
衛生管理用品
そして、トイレ用品などもあらかじめ用意しておく必要があります。
台風時には断水になってしまうこともあるため、トイレが使えなくなってしまう可能性もあるためです。
あらかじめ、トイレキットや消臭用のトイレットペーパーなどを用意してくことをおすすめします。
他にも、ウェットシートや、ドライシャンプーなどを用意しておくと、お風呂に入れない場合に重宝するでしょう。
ライト系
そして、懐中電灯や乾電池で使えるライト等を用意しておくことも大事です。
停電になってしまうと、辺りが真っ暗になってしまうこともあり、ケガの原因となってしまいます。
そのため、そのような事態になっても周りの様子を確認できるように、ライトを備えておくことは非常に大切です。
非常用ラジオ
台風などの災害時には、情報を入手することも大切です。
停電した場合に備えて、非常用ラジオを持っていると安心です。
防寒具
時期によっては、暖房が必要になる場合もありますが、停電になってしまうと暖房を付けることができません。
灯油ストーブもコンセントに挿さないと使うことができないため、ジャンパーなどの防寒具をあらかじめ用意しておくことをおすすめします。
また、着る物だけでなく、毛布などを数枚用意しておくことも大事になってきます。
台風が来る前に事前にやっておくべきことチェックリスト
食べ物やグッズを準備しておくと安心なのは間違いないですが、台風接近前に忘れてはいけない「やっておくべきこと」があります。
それは、台風からの危険を守ってくれる、「家そのもの」への対策です。
意外と忘れがちなことですが、大切なことですのでしっかりポイントを押さえておきましょう。
家の外の台風への事前対策
・バルコニーや玄関前等に置いている、風で飛びそうなものを屋内に入れるようにする(サンダル、物干し竿、植木鉢、ゴミ箱、すだれ等)
・台風の雨が貯まってしまわないように、バルコニー等の排水溝を掃除する
・屋根や壁、車庫等に危険なところがないか事前にチェックをしておき、発見したら補強対策をする
家の中の台風への事前対策
・雨戸があれば雨戸を閉める
・雨戸がない場合は、窓ガラスが暴風で割れないように飛散防止フィルムを貼ったり、ガムテープ、段ボールなどで補強をしておく
・断水の可能性もあるため、お風呂の浴槽いっぱいに水を貯めておく
まとめ
台風から身を守るためには、普段からしっかりと備えをしておくことが大切です。
台風などの自然災害を甘くみると、自分や家族の命を危険にさらすことにつながってしまいます。
ご紹介した食べ物や防災グッズを常備しておけば、台風が来る直前になって慌てずに済みます。
また、台風以外の災害にも役立てることが可能ですので、あらかじめ準備をしておきましょう。