こんにちは、knowledge pitへようこそ!
七夕に天の川を見ることができたら、絶対に思い出に残りますよね。
この記事では、七夕に天の川を見るための時間や方角、位置などを中心に観測するためのポイントをご紹介します。
七夕の天の川は東の空に現れる
七夕の天の川は、東の方角に現れます。
もし、方角の観点から「天の川が見やすい場所」を探すのなら、「東の空が開けている場所」が最適だと言えるでしょう。
七夕の日に、ふと東の方角を見ると、天の川が見られるかもしれませんね。
七夕の時期に天の川が綺麗に見られる時間は何時頃?
「七夕の何時頃が、最もキレイに天の川を見られるの?」と、疑問に思う人も多いと思います。
その答えは、21時頃ということになります。
天の川が最も綺麗に見ることができる時間は「19時から22時頃」と言われています。
ただ、7月上旬の19時から20時ごろは、地域によっては薄明るいものです。
21時になれば、どの地域も暗くなっているでしょう。
だからこそ、「天の川がキレイに見られるのは21時頃」と、考えることができるわけです。
天の川をどこかに見に行く場合には、20時過ぎに到着するといいのではないでしょうか。
そして、1時間程度の間、天の川を観察できれば、「最もキレイな天の川」を見られる可能性が高いです。
キレイに天の川を見るための観測ポイントまとめ
素人が天の川を見ようとする場合、何となくで場所を選びがちです。
しかし、「何となく」星がキレイそうな場所に行ったからといって、「そこが本当に最適な天の川スポット」である保証はありません。
せっかくなら「キレイに天の川を見られる可能性」を少しでも高めたいですよね。
ここからは、綺麗な天の川を観測するためのポイントをご紹介します。
灯りが少ない場所に行く
都会に比べて田舎は、星がキレイに見られますよね。
その大きな理由は、「田舎は街灯が少ない」というところにあるでしょう。
田舎は灯りが少ないため、夜になると、より暗くなります。
そのため、星をキレイに見ることができるわけですね。
やはり、天の川をキレイに見たいのなら、田舎などの灯りが少ない場所に行くべきでしょう。
ちなみに、東京の場合は都心部では天の川を肉眼で見ることはできません。
空気が澄んでいる場所に行く
都会よりも田舎のほうが、排気ガスなどの影響が少なく、空気が澄んでいますよね。
空気が澄んでいれば、星もキレイに見やすいです。
一方、都会ですと、排気ガスなどが舞っているものです。
天の川をキレイに見たいと思った場合、やはり田舎などの空気が澄んだ場所に行くことも大切になります。
ネットで「天の川スポット」を探す
とは言え、「灯りが少ない場所」「空気が澄んだ場所」は、なかなか見つけられないものです。
そんなときに、大きな頼りになるのが、ネットの情報でしょう。
インターネットで検索すれば、「天の川スポット」を見つけられるはずです。
試しに、「天の川 〇〇←地域名」で、検索をしてみてください。
きっと、あなたの居住地近辺の、「天の川スポット」を見つけられるでしょう。
あとは、「全国星空スポット」という星がよく見える場所を地図で示してくれているサイトがあります。
大変参考になる地図だと思いますので、チェックしてみてくださいね!
きちんと天気を確認する
いくら口コミで評判の良い「天の川スポット」でも、天気が悪ければ天の川は見られません。
やはり、綺麗なな天の川を見たいのなら、快晴の夜であることが大切でしょう。
だからこそ、天の川を見に行く前には、きちんと天気を確認してください。
夜の天気って、わかりにくいですよね。
「快晴だと思っていたら、曇りだった」なんてことも、よくあるものです。
七夕の時期は梅雨明けしていない場合も多いです。
だからこそ、きちんと天気予報を確認してから、天の川を見に行くようにしましょう。
観測グッズは必須ではないけど、あると安心なもの
天の川は、肉眼で確認することができます。
そのため、天の川を見るにあたって、特別なグッズは必要ありません。
ですが、双眼鏡があると、より間近で天の川を確認できるため、違った楽しみ方ができます。
参考までに、天体観測初心者にも人気の双眼鏡を以下にご紹介しておきます。
また、うっかり「東」がどの方向なのか見失ってしまったときのために、方位磁針があると安心です。
スマートフォンに方角アプリを入れている人もいるかもしれませんが、実はそれはオススメできません。
なぜなら、天の川を見るためには暗闇に目を慣らす必要があるのですが、スマホの眩しさのせいで天の川が肉眼で見にくくなってしまうからです。
また、七夕は7月ですが、夜は冷えることもあります。
そのため、上着を持ってゆくと、より快適に天の川を見られるかもしれませんね。
七夕の天の川の位置!見つけ方のポイントは織姫と彦星です
そもそも天の川というのは星の集まり、つまり銀河の一つです。
夜空を見上げて、星が集まった、白っぽく輝いた川のようになっているところが天の川です。
七夕の主役ともいえる「織姫」と「彦星」を見つけることができれば、天の川がどこなのかがすぐにわかります。
夏にひときわ明るく輝く「夏の大三角」というのはご存知ですか?
織姫と彦星は、この「夏の大三角」でもあるのです。
・アルタイル(わし座):彦星。ベガより少し暗い。
・デネブ(はくちょう座)
天の川は、織姫と彦星の間を流れていると覚えておけば大丈夫です!
こちらの天の川の動画で、夏の大三角であるベガ・アルタイル・デネブの位置を確認しておきましょう。
天の川が見える時期は七夕だけではない
天の川は、七夕だけに見られるわけではなく、1年中見るチャンスがあります。
ただし、天の川の見え方は、地球の「公転」の影響を受けて変わります。
夏が一番「天の川の明るい部分が見えて、天の川の幅も広い」ため、肉眼で見やすいです。
一方、冬の場合は、「天の川の輝きが弱い部分が見える」ため、肉眼で見ることは難しいとされています。
実は、天の川が一番明るくよく見える時期は、夏の中でも8月~9月あたりです。
ですので、万が一、七夕に天の川を見ることができなかったとしても、1カ月後くらいに再挑戦のチャンスが巡ってくるということです。
まとめ
七夕の天の川は、東に現れ、21時頃が最もキレイに見られる時間帯です。
綺麗な天の川を見たい場合、「灯りが少なく、空気が澄んでいる場所」に行きましょう。
ご紹介した「全国星空スポット」の地図なども確認しながら、「天の川スポット」を見つけて観測にお出かけしてみてくださいね。