こんにちは、knowledge pitへようこそ!
「喉がちょっと痛いかも…」と思ったときに、手軽に舐めることができるのが喉飴の良いところですよね。
喉が痛ければ痛いほど、「いっぱい舐めればよくなるかも」なんて思って、つい舐め過ぎてしまったりはしませんか?
そして、舐めているうちに、なんとなく舌がザラザラするような違和感を次第に感じたりすることもあるのではないでしょうか?
この記事では、のど飴を舐めていると、なぜ舌がザラザラするのか、その原因と対処法について解説します。
のど飴を舐めていると舌がザラザラする原因
のど飴を舐め過ぎて、舌がザラザラしてくるというのは、のど飴の糖分と口の中の水分の関係性によるものだと考えられます。
それはつまり、「浸透圧」が関係しているということです。
浸透圧を簡単に解説すると、「濃度が異なるものが隣り合わせてになったときに、その濃度を一定にしようとして水分が移動する力」です。
私たちの口の中にも、この浸透圧の働きがあります。
のど飴には糖分が含まれているので、唾液で溶かして、口内の濃度を一定に保とうとします。
ですが、のど飴には水分がないので、浸透圧の働きで水分量も合わせようとして、水分が口内から溶け出ていってしまうのです。
そして最終的には、ザラつきを感じるほどに舌が乾燥してしまうのです。
この浸透圧の働きこそが、のど飴を舐めていると舌がザラザラしてしまう理由です。
のど飴を舐めた後に舌のザラつきを感じなくする対処法
のど飴で舌がザラザラする理由は、浸透圧による、舌や口内の乾燥です。
ということは、口内の乾燥を防ぐことができれば、ザラザラした感じを防ぐことができるということになります。
そのため、舌のザラつきを感じなくするには、「水分をこまめに取るようにする」というのが良い対処法です。
正直、のど飴を舐めているときに水分を取るのって、ちょっとイヤでした。。。
ですが、あの舌のザラザラ感の方がもっと嫌だったので、試しに水を飲むようにしたら、ザラザラから解放されたので本当に良かったです。
舌がヒリヒリして痛い気がするという場合は…
のど飴を舐めているとき、舌がザラザラというよりは、舌がヒリヒリした感じがするということもありました。
気になって調べたら、これは単純に、舐めている最中にできてしまう、のど飴の亀裂が原因の可能性が高いです。
細かな傷が出来たのど飴を舌でコロコロしているうちに、それが舌や歯の裏側、上顎などにあたって傷ついてしまうのです。
のど飴の分類(種類)を理解しましょう
ところで、市販されているのど飴は、大きく分けて2つに分類できるのはご存知でしょうか。
のど飴を選ぶ際には、のど飴の分類と効能をしっかり理解して選ぶようにしましょう!
医薬品(第2類・第3類)・指定医薬部外品
医学的に「のどの諸症状に効果がある」と証明されている成分を含んでいるのが、第2類医薬品、第3類医薬品、指定医薬部外品として販売されているのど飴です。
これらの商品には「してはいけないこと」として、他の薬との併用を禁止していることもあるので、必ず外箱で効能や注意点を確認する必要があります。
分からないことや不安なことがあったら、自己判断で購入するのではなく、お店の薬剤師や登録販売者に必ず相談をしましょう。
ちなみに、指定医薬部外品は、医薬品(第2類・第3類)よりも、その効果の出方は緩やかとされています。
食品
医薬品や指定医薬部外品に該当しないのど飴は、全て食品に分類されます。
のど飴という名称で販売はされていますが、医薬品ではないため、のどの諸症状に効果がある成分は含まれていません。
ですので、のど飴ではない、普通のキャンディーと内容は変わらないということになります。
のど飴の舐め過ぎには注意が必要です
のど飴は、手軽についつい舐め過ぎてしまいがちですが、特に、医薬品・指定医薬部外品の喉飴の場合は注意が必要です。
なぜかというと、医薬品・指定医薬部外品の喉飴に配合されている有効成分を過剰摂取すると、舌や喉を傷める可能性があるためです。
実際、各商品の外箱の用法・用量欄には、「服用間隔は2時間以上あけてください」といった内容が記載されています。
のど飴の舐め過ぎは、糖分の取り過ぎにもつながる
これは、食品も含め全ての喉飴についてですが、のど飴は主に砂糖を原料として作られています。
カロリー自体は、1粒あたり25kcal程度なので、気にせず1日に何粒も舐めてしまう人もいるかもしれません。
ですが、糖分の取り過ぎを防ぐためにも、目安としては、1日あたり最大でも5~6個までにしておきましょう。
もちろん、医薬品・指定医薬部外品の喉飴については、記載されている用量を守らなければいけません。
まとめ
のど飴を舐めていると舌がザラザラするのを防ぐためには、水分をこまめに取って、口内の乾燥を防ぐことが大切です。
また、のど飴には大きく分けて、医薬品・指定医薬部外品とそれ以外(食品)の2つに分類されます。
喉の諸症状の緩和を求める場合には、医薬品・指定医薬部外品の喉飴を選ぶようにしましょう。