こんにちは、knowledge pitへようこそ!
夏場になると蜂が活動し始めます。
行楽シーズンでもあるため、海や川、山、そしてキャンプなどで蜂に刺されてしまう可能性もあります。
また、普通に道を歩いているだけでも、どこからともなく飛んできて刺されてしまうことだってあるかもしれません。
蜂に刺されてしまうとたくさんの危険があります。
少しでも早く対処するべきですが、正しい応急処置などの知識がない人も多いです。
そこで今回の記事では、蜂に刺されてしまった場合の応急処置や、病院へいくべきかどうかということについて、詳しく解説していきます。
蜂に刺された場合の適切な応急処置とは?
蜂に刺されてしまうと、アナフィラキシーショックになってしまう場合がありますので、できるだけ早く対処することが大事になってきます。
これから、蜂に刺されてしまった場合の応急処置について解説していきますが、
などの症状があった場合には、速やかに救急車を呼びましょう。
傷口を綺麗に洗い流す
蜂に刺されてしまった場合は、まず傷口を綺麗に洗い流します。
しっかりと洗い流さないと、小さな傷口から雑菌が入ってしまう可能性があります。
そして、刺された部分に針が残っている場合には、すみやかに除去する必要がありますが、指でつまんで取るのはおすすめしません。
なぜなら、蜂の針には毒のうといって、毒が入っている袋があります。
これを指でつまんでしまうことによって、体内に毒を注入してしまうことに繋がるのです。
そのため、硬くて薄いカードのような物を使い、毒のうを潰さないようにそぎ取ることが大事です。
毒を押し出す
その後、毒を押し出す必要があります。
なぜなら、口から吸い上げることによって、毒を飲み込んでしまう可能性があるからです。
毒を押し出す際は、流水を患部に当てながら、つまみ出す方法が効果的です。
なぜなら、蜂の毒というのは水に溶けやすい性質を持っているからです。
先に言っておくと、刺された場所をつまむというのは、とても痛いです。
しかし、この段階でどれだけ毒を出し切れるかで、後の症状が変わってきますので、できる限り強い力でつまむことをおすすめします。
刺された部分を氷などで冷やす
毒をつまみ出したとしても、安心はできません。
場合によっては、まだ患部周辺に毒が残っているかもしれないからです。
そのため、つまみ出した後は氷などで患部を冷やしましょう。
患部を冷やすことで、周りの血管を狭くすることができ、毒が体にまわるのを防いでくれるのです。
蜂に刺されたら病院へいくべきなの?
蜂に刺された後、明らかな体調不良がない場合は、病院へ行かなくても良いと思ってしまいがちです。
しかし、蜂に刺されてから症状が出るまでには数日かかることもあるのです。
後から症状が出ることもある
多くの場合は、蜂に刺されてからすぐに症状が出ますが、人によっては数時間、あるいは数日経ってから症状が出ることもあります。
そのため、もし蜂に刺されて目立った症状が出なくても、2週間ほどは様子を見て、少しでも異変を感じたのであればすぐに病院へ行くことをおすすめします。
針が皮膚の中に残っていることもある
蜂のお尻についている針というのは、非常に小さいです。
蜂に刺された瞬間は、パニック状態になっていることが多く、針の存在に気付かないことが多いです。
そのため、場合によっては数日経ってから針の存在に気付くこともあります。
ただ、その場合は針が刺さった穴が修復しかけているため、針が皮膚の中に埋もれてしまっていることも考えられます。
そのような状態になった場合は、無理に自分で抜こうとせずに病院へいくことをおすすめします。
何科を受診すべき?
蜂に刺された場合に何科に行けばよいのかわからず、放置してしまうという人は意外と多いです。
基本的に蜂に刺された場合には、皮膚科を受診しましょう。
ただ、先ほど紹介したような重度の症状が出た場合には、アレルギー科を受診する必要があります。
不安な場合には、事前に医療機関に電話で問い合わせてみましょう。
いずれにせよ、アナフィラキシーショックを起こしていたり、重度の症状で歩くことすら困難であったりする場合には、無理をせずに救急車を呼ぶことが大事です。
まとめ
蜂に刺された場合には、できるだけ早く正しい応急処置をすることが大切です。
そして、仮に目立った症状がなくても、2週間程度は様子を見ましょう。
少しでも異変を感じたのであればすぐに皮膚科、もしくはアレルギー科を受診することが大事です。
また、刺された直後に、嘔吐や蕁麻疹などの症状が出た場合には、すみやかに救急車を呼びましょう。
人によっては、「蜂ごときで救急車は・・・」と思ってしまう人もいますが、命に関わる場合もあるため、できるだけ早く119番に助けを求めることが重要ですよ。