こんにちは、knowledge pitへようこそ!
私はたまに無性に牛丼が食べたくなって、夫にお願いして買ってきてもらったりします。
そして、牛丼といったら個人的には紅生姜が外せません!
というか、もはや牛丼が食べたいのか、紅生姜が食べたいのかが分からないくらいに、紅生姜を牛丼にたっぷり乗せて食べるのが大好きです(笑)
ですが、いつも牛丼を食べると喉がとっても乾くし、なんとなーく紅生姜の色も健康的ではないような気もしています。
この記事では、私のように「牛丼といえば紅しょうが!」というくらい、ついつい食べ過ぎてしまう人のために、紅生姜の塩分や効果などについてまとめてみました。
紅生姜の食べ過ぎは危険?紅生姜の塩分量はどれくらい?
調べてみたところ、紅生姜の塩分(食塩相当量)は、100gあたり7.1g含まれています。
7.1gがどれくらいの塩分かというと、なんと、イカの塩辛の塩分量(6.9g)より若干多いのです!
紅生姜の食べ過ぎが危険かどうかは、1日の塩分摂取量目安から考えよう
すでに紅生姜の食べ過ぎは危険な感じがしますが、厚生労働省が推奨する1日の塩分摂取量から判断することにしましょう。
・また、世界保健機関(WHO)では、成人の食塩減塩目標を1日5gとしています。
つまり、この基準に照らし合わせると、紅生姜を食べるだけで1日の塩分量を容易に満たしてしまうということです。
ですので、塩分の観点からいうと、「紅しょうがを食べ過ぎるのは望ましくない」といわざるをえないということになります。
牛丼で持ち帰りの紅生姜は何袋までが食べ過ぎにならない適量なのか
牛丼自体にももちろん塩分が入っていて、吉野家の並盛で食塩量は約2.7gです。
そして、牛丼屋さんでもらえる紅生姜が1袋あたり5gほど入っていることを踏まえると、10袋で50gで、食塩相当量は約3.5gということになります。
このことから、厚生労働省が推奨する食塩相当量から考えると、仮に、1日1食で牛丼のみの場合であれば、紅生姜10袋程度までは許容できるとも言えそうです。
ですが、実際には、朝昼夜と3食取るのが基本ですし、食事をするたびに、多少なりとも塩分は摂取することになります。
身体のことを考えれば、どんなに牛丼と紅生姜の組み合わせが大好きでも、紅生姜は最大でも5袋程度に抑えないと食べ過ぎ・塩分の取り過ぎということになるでしょう。
食べ過ぎ注意の紅生姜には、実は素晴らしい栄養素が
残念なことに、紅ショウガがどんなに好きでも、食べ過ぎは塩分の取り過ぎにつながるので注意が必要です。
しかしながら、生姜そのものには、実は素晴らしい栄養素が含まれているというのはご存知ですか?
良い栄養があるからといって食べ過ぎていいわけではないのですが(笑)、紅生姜の辛味や香りの素となっている栄養成分をご紹介します。
シネオール
シネオールは香り成分です。
食べ物を美味しく感じさせる効果があるため、食欲を増進させたり、夏バテ解消も期待できるとされています。
ジンゲロール
ジンゲロールは生の生姜に含まれている辛味成分で、強い殺菌作用があります。
その殺菌作用から食中毒予防につながるよう、(紅生姜ではありませんが)お寿司にはガリがセットされているのです。
また、身体を温め、免疫力アップの効果もあります。
ジンゲロン
ジンゲロンは、紅生姜の辛味成分のうちの一つで、ジンゲロールを加熱することで生じるものです。
新陳代謝によって腸の動きが活発となるため、便秘解消につながるとされています。
また、血行促進による冷え性改善や脂肪燃焼効果によるダイエットにも期待される栄養素です。
ショウガオール
ショウガオールは、身体の深部の熱を全身に運ぶとされる成分です。
そのため、芯から身体を温めて、手足の冷えも改善する効果があります。
ジンゲロンと同じく、ショウガオールもジンゲロールを加熱することで産生されます。
紅生姜の魅力的な効果とは
上で紹介した紅ショウガの栄養には、それぞれ特徴がありましたが、期待できる効果は次のようにまとめることができます。
・免疫力の向上
・ダイエット効果
・老化防止
・生活習慣病の予防
一つずつ簡単にみていきましょう。
冷え性の改善
先ほど解説したとおり、栄養成分のジンゲロール、ジンゲロン、ショウガオールには、血行促進作用で身体を温める効果があります。
ですので、冷え性改善を期待することができるのです。
免疫力の向上
免疫力には体温が関係あるということはご存知ですか?
平均体温が1度下がると、免疫力は30%ほど低下するといわれています。
身体を温めて体温が上昇する効果がある栄養成分がある紅生姜は、免疫力の向上にもつながるのです。
ダイエット効果
体重を落とすためには、消費カロリーを増やすことが必要です。
エネルギーの消費を効率的にするためには、新陳代謝を良くすることが大切ですよね。
体温を上げて、血流を良くすると代謝がよくなりますので、紅生姜の栄養成分から考えてもダイエット効果が期待できるということです。
老化防止
実は、紅生姜にはアンチエイジング効果も期待できるのです。
老化防止に重要な「抗酸化作用」が期待できる成分が含まれているため、血管の老化を防ぐ効果があります。
生活習慣病の予防
生姜には、悪玉コレステロール(LDL)を低下させるという研究結果があるようです。
また、脂肪燃焼効果もあることから、心臓病や脂質異常症といった生活習慣病の予防にもつながるとされています。
牛丼屋さんの紅生姜には添加物が…
紅生姜には身体に良い栄養や効果がありますが、牛丼屋さんで頂ける紅生姜には、日持ちさせるための保存料や着色料などの添加物が使われています。
もちろん、添加物の全てが危ないといったことではありません。
ですが、健康に留意したい場合には、発がん性が指摘されているタール色素などは避けた方が良いでしょう。
「牛丼といったらやっぱり紅生姜が食べたい!けど、添加物はできたら避けたい…」という人は、添加物が使われていない紅生姜を買っておけば安心です。
まとめ
「牛丼といったら紅しょうが!」という私ですが、今回、紅生姜について調査したことで、食べ過ぎには気を付けなければと反省しました。
紅生姜には身体に良い栄養や効果があることが分かったのは良かったですが、まさかイカの塩辛と同じ塩分量とは思いもしませんでした。
添加物のことも気になるので、合成着色料不使用の紅生姜をストックして、安心して牛丼と美味しく味わいたいと思います!